はじめに
訪日外国人観光客の増加に伴い、インバウンド対策の重要性が高まっています。その中で、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の多言語対応は、効果的な集客方法の一つとして注目されています。本記事では、Googleビジネスプロフィールの多言語設定方法と、インバウンド対策としての活用ポイントをご紹介します。
自動翻訳される項目
Googleビジネスプロフィールには、自動で翻訳される項目があります。これらの項目は、外国人ユーザーが自国の言語で情報を得られるため、集客に大きく貢献します。
自動翻訳される主な項目:
- 住所
- 営業時間
- 最新情報
- クチコミ
- 詳細(サービス情報)
これらの項目は、ユーザーのブラウザ言語設定に応じて自動的に翻訳されます。ただし、翻訳の精度には限界があるため、重要な情報は手動で多言語対応することをおすすめします。
自動翻訳されない項目
- 店名
- 住所の番地以下(ビル名など)
- ビジネスの説明
- 商品(商品カテゴリ)
- メニュー
- サービス
※4・5・6は、GBPのカテゴリによって登録ができる箇所が変動いたします。
上記の項目は、自動で翻訳されず、店名以外は決まった設定フォームがありません。
通常のGBPの登録方法で言語の併記を行うことで対策を行います。
※下記で通常の登録方法のヘルプ記事がございますのでご参照ください。
店名は自動翻訳されないため、手動で設定する必要があります。以下の手順で、ビジネス名を多言語で設定できます。
手順:
- Googleマップで対象の店舗を検索
- 言語設定画面に遷移
- 設定したい言語を選択
- 「Suggest an edit」をクリック
- 「Change name or other details」を選択
- 「Place name in English (required)」に英語表記のビジネス名を入力
「Submit」をクリック - サンクスページで「done」で完了します。
この手順を、設定したい言語ごとに繰り返します。現在、74カ国語での設定が可能です。
多言語対応のメリット
- 外国人観光客への認知度向上
- 言語バリアの解消による集客増
- 現地の言語で表示されることによる安心感の提供
- インバウンド市場での競争力強化
その他のインバウンド対策ポイント
- メニューや商品説明に英語を併記
- 写真や動画コンテンツの活用(言語に依存しない情報提供)
- クチコミへの多言語での返信
- 地域の観光情報や交通アクセスの多言語での提供
注意点
- 機械翻訳に頼りすぎず、重要な情報は人手で翻訳することをおすすめします。
- 定期的に多言語設定を確認し、最新の情報に更新してください。
- 言語ごとに異なる文化や習慣に配慮した情報提供を心がけましょう。
まとめ
Googleビジネスプロフィールの多言語対応は、インバウンド集客において非常に効果的な手段です。自動翻訳される項目を適切に設定し、ビジネス名を手動で多言語化することで、外国人観光客へのアピール力を高めることができます。
さらに、メニューや商品説明の多言語化、視覚的なコンテンツの活用など、総合的なアプローチを行うことで、より効果的なインバウンド対策が可能になります。日々変化する国際情勢や観光トレンドに合わせて、定期的な情報更新と戦略の見直しを行い、グローバルな視点での店舗運営を心がけましょう。
Googleビジネスプロフィールの多言語対応に不安がある場合は、専門家や代行サービスの利用も検討してみてください。適切な対策を行うことで、インバウンド市場での競争力を高め、店舗の成長につなげることができるでしょう。
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