この記事では、キーワードの決め方について説明していきます。
Googleマップ対策として、サービスに関連するキーワードを決め、Googleビジネスプロフィールの情報に含めることが必要です。そうすることで、自分たちのビジネス情報を上位に上げることができます。そして、その対策の効果を正しく計測するためにも、キーワードを正しく設定することが求められます。
- 目次
- 1. MEO対策 NGなキーワード
- 2. MEO対策 OKなキーワード
- 3. キーワードを正しく決めるための基礎知識
- 4. キーワード決定の3ステップ
- 4-1. Googleビジネスプロフィールの検索クエリから、キーワード候補を探す
- 4-2. Googleサジェストから、キーワード候補を探す
- 4-3. ピックアップされたキーワード候補を実際に検索し、マップの有無・関連性を確認する
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下記画像は、実際のロカオプ管理画面で選定したキーワードが反映された場合のイメージです。
運用に必要な情報を入力するヒアリングシートで、「地名(最低1つ、推奨2つ)」と「掛け合わせ語句」を選定します。
1. MEO対策 NGなキーワード
NGな例)
地名:新宿、新宿駅
掛け合わせ語句:駅チカ、学割
上記で設定した場合、ロカオプ管理画面で生成されるキーワードは
「新宿 駅チカ」「新宿 学割」「新宿駅 駅チカ」「新宿駅 学割」となります。
これでは検索するお客様から見てどの業種のお店なのか不明確です。
「何の業種・サービスなのかよくわからないので順位が出ない(圏外になってしまう)」キーワードには他に下記のこのようなものがあります。
◯◯市 駅近
◯◯市 ◯◯線
◯◯市 ◯◯駅
◯◯市 学割
◯◯市 キャンペーン
◯◯市 補助金
2. MEO対策 OKなキーワード
OKな例)
地名:川崎市、宮前区
掛け合わせ語句:ドッグカフェ、カフェ、犬カフェ、ペット可 ランチ
ロカオプの機能では、
- 時間の経過とともに順位がどのように変動しているかをモニタリング
- 同じキーワードで競合他社がどの順位にランクインしているか比較
注力すべきキーワードを絞り込み、効果的なMEO対策を行うことができます。
各データはレポートとして出力することが可能です。チームや部署を超えて情報共有することで、新たな施策アイデアの立案につながります。
ロカオプ社員によるGoogleマップの設定・運用代行も承っております。
3. キーワードを正しく決めるための基礎知識
ユーザーが検索時に実際に使用した検索語句を「検索クエリ」と呼びます。
ユーザーが検索行動を行う時には、その裏に何らかの検索意図があり、「検索クエリ」にはユーザーの検索意図が表れます。
一般に検索クエリは、その検索意図から大きく4つに分類されます。
(1)Knowクエリ
”何か情報を知りたい”という意図がある際に検索される語句 例)ネクタイ 結び方
(2)Goクエリ
”特定の場所に行きたい”という意図がある際に検索される語句 例)新宿 居酒屋
(3)Doクエリ
”何かをしたい”という意図がある際に検索される語句 例)飛行機 予約
(4)Buyクエリ
”何かを買いたい”という意図がある際に検索される語句 例)スニーカー 通販
このうち、Googleマップ対策で考慮すべき検索クエリは、(2)Goクエリ にあたります。
「●●へ行きたい」という検索意図を含むGoクエリに対し、Googleの検索エンジンはGoogleマップを検索結果として表示させます。
このGoogleマップの検索結果の順位を上げる施策こそがGoogleマップ対策となるため、ロカオプで順位計測を行うキーワードとしてGoクエリを推奨しています。
流入の大半を占めるGoクエリと比較すると、Goクエリ以外のワードは集客には結びつきにくい性質をもつため、Goクエリを採用することを推奨しています。
※業種や分野によってはGoクエリ以外を採用することもあります。
- Goクエリは他のクエリより、検索結果にマップが表示されやすくなります。
-
Googleビジネスプロフィールに流入するユーザーのうち、Google検索経由での流入が大半を占め、多くの場合流入全体の7~8割にのぼります。
Goクエリ以外のキーワードをロカオプに登録することもできますが、割合の少ないGoogleマップで直接検索する場合のみを想定した順位計測となります。
4. キーワード決定の3ステップ
キーワードを選定する際には、以下のフローに沿って進めていくとスムーズです。
- Googleビジネスプロフィールの検索クエリから、キーワード候補を見つける
- Googleサジェストから、キーワード候補を見つける
- ピックアップされたキーワード候補を実際に検索し、マップの有無・関連性を確認する
4-1. Googleビジネスプロフィールの検索クエリから、キーワード候補を探す
Googleビジネスプロフィールの「検索クエリ」は、Googleビジネスプロフィールマネージャのインサイト画面「新しいパフォーマンスを確認する」より確認を行うことができます。
ビジネスプロフィールマネージャは下記の手順で開くことができます。
ユーザーが、実際にどのような検索語句を用いて店舗を検索しているかを確認し、登録するキーワードの目星を付けましょう。
- 「検索クエリ」上位のキーワードは、それだけ多く調べられている = ユーザー(見込み顧客)が多く存在する 、ということを意味します。
- 見込み顧客の少ないニッチなキーワードの順位を計測するよりも、見込み顧客が確実に、そして数多く存在することが分かっている「検索クエリ」上位のキーワードの方を計測する方が、状況をより正しく把握することができます。
例)上記のケースで考えてみると、ロカオプに登録するキーワードの組み合わせは
- 地域名*・・・「川崎市」「鷲沼駅」
* 計測方法【キーワードでエリアを指定する方法】を選択する場合は必要 - キーワード・・・「カフェ」「ドッグカフェ」「犬カフェ」「喫茶店」
が候補として考えられます。
検索クエリをもとにして、多くあるキーワードの中から登録するキーワードを決める作業は難しいと思われます。そこでキーワード選定における考え方をまとめました。
キーワード選定の考え方
-
地域名
住所、ランドマーク(駅名や地名)などから選定する。
ex)住所 :大阪 新宿 豊島区 横浜
ランドマーク:なんば 新宿 池袋 関内
場所が特定しずらい地名
中区、中央区、北区、南区、日本橋などの同地名がある場合は
→「○○市 中区」などと市町村などと組み合わせる。 - キーワード
基本は業種名、単体ワードなどのビックキーワードから探す。
ex)居酒屋、歯医者、不動産、カフェ
* 【キーワードの計測方法】
4-2. Googleサジェストから、キーワード候補を探す
同じようなキーワードばかりになる、キーワードが全然思いつかない時には、Googleサジェストを活用します。
※Googleサジェスト
予測変換のようなもので、Googleに検索ワードを入力しているときに表示される検索候補としてでてくるキーワード。
手順1. ブラウザのシークレットウィンドウを開く
※自分自身の検索履歴に基づいたキーワード候補が表示されないようにするため
手順2. 検索窓に、【 (2.1)Googleビジネスプロフィールの検索クエリから、キーワード候補を探す 】で候補に挙がったキーワードや、その他ユーザーが検索時に使用することが考えられるキーワードを入力
入力すると、サジェストキーワード(入力したキーワードを含む検索キーワードで、ユーザーから検索される頻度が高いキーワード)が表示されます。
検索結果画面下部には、”他のキーワード”として関連するキーワードも表示されます。
サジェストされたキーワードを更に検索すると、キーワードの幅が広がります。
「川崎市 カフェ」というキーワードであれば、「川崎市 カフェ ひとり」「川崎市 カフェ デート」といったキーワードに加えて、「川崎市 テラス席のあるカフェ」「川崎駅 喫茶店 レトロ」といった関連語も新たに候補としてあがってきます。
このようにGoogleサジェストを用いれば、自分では思ってもいなかった新しいキーワードに出会うことができます。
サジェストされたキーワードの中から、自社のサービスに関連があり、マップが表示されそうなキーワード候補を見つけましょう。
サジェストキーワードは以下の無料の関連キーワード取得ツールなどで調べることができます。
- Googleキーワードプランナー ⇒Google広告のアカウントが必要
- Google Search console ⇒Googleアカウントが必要
- ラッコキーワード ⇒アカウント登録など必要なし
関連するキーワードではなく、キーワードがどのくらいの人に検索されているのかを調べたい時には以下の無料ツールを使用すると便利です。
- Googleキーワードプランナー ⇒Google広告のアカウントが必要
- Google Trends ⇒アカウント作成必要なし
4-3. ピックアップされたキーワード候補を実際に検索し、マップの有無・関連性を確認する
キーワード候補が出揃ったら、キーワードを実際に検索し、
- 検索結果にマップが出るかどうか
- マップでピックアップされているビジネスの業種が、自社のビジネスと同じであるかどうか
を今一度確認します。
例)大阪市 注文住宅 工務店
-
関連性が高いのは「工務店」
-
ビジネスカテゴリが「建築設計事務所」の場合は、そもそもの関連性が低いので上位表示されにくい
例)大阪市 交通事故治療
- 関連性が高いのは「接骨院」
- ビジネスカテゴリが「整形外科医」の場合は、そもそもの関連性が低いので上位表示されにくい
マップ上でピックアップされているビジネスの業種が、自社のビジネスと同じであるキーワードを選択します。
キーワードの正しい選定を
- Googleビジネスプロフィールの検索クエリから、キーワード候補を見つける
- Googleサジェストから、キーワード候補を見つける
- ピックアップされたキーワード候補を実際に検索し、マップの有無・関連性を確認する
以上3ステップで、キーワードを正しく選定し、Googleマップ対策の効果を正しく計測できるようにしましょう。
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キーワードを登録することで、設定したキーワードでの日時順位計測が可能になります。
ロカオプでのキーワードの日時計測の方法は、エリアの指定方法から2種類に分けられます。
以下で設定方法を説明します。
1. キーワードでエリアを指定する方法
キーワード(地域名)でエリアを指定し、順位計測を行う方法です。
設定は以下5ステップです。
- 【基本情報】タブをクリック
- 【キーワード追加】をクリック
- 「地域名」を入力
- 「キーワード」を入力
- 「キーワード順位の取得頻度」を設定
1-1. 【基本情報】タブをクリック
1-2. 【キーワード追加】をクリック
1-3. 「地域名」を入力
市区町村および郡、駅名等が使用できます。
ビジネスプロフィールを検索する際に、ユーザーが実際に用いた、または用いると想定される「地域名」を入力します。
設定したい「地域名」が2個以上になる際には、改行して入力を行います。
〈注意事項〉
同一名称の市区町村および郡、駅名が全国に存在する場合には、システムが正しく地域名を読み取ることができず、順位の計測に失敗することがあります。
例)
- 府中市:東京都府中市 - 広島県府中市
- 西区 : 北海道札幌市 - 埼玉県さいたま市 - 神奈川県横浜市 - 新潟県新潟市 - 静岡県浜松市 - 愛知県名古屋市 - 大阪府大阪市 - 大阪府堺市 - 兵庫県神戸市 - 広島県広島市 - 福岡県福岡市 - 熊本県熊本市
- 神戸:兵庫県神戸市(こうべ) - 岐阜県安八郡神戸町(ごうど)
このような場合には、システムが混同しないよう、1つ上の”住所のくくり”から(府中市であれば、東京都府中市など)入力を行っていただくか、後に説明します「キーワードの計測方法B.緯度経度で指定する方法(ベータ機能)」で登録を行ってください。
1-4. 「キーワード」を入力
地域名にかけ合わせる「キーワード」を入力します。
ビジネスプロフィールを検索する際に、ユーザーが実際に用いた、または用いると想定される「キーワード」を入力します。
設定したい「キーワード」が2個以上になる際には、改行して入力を行います。
1-5. 「キーワード順位の取得頻度」を設定
キーワード順位を取得する頻度を選びます。
赤枠の部分をクリックすると、高頻度(毎日)・中頻度(3日に1度)・低頻度(7日に1度)の3つのパターンが出てきますので、希望される取得頻度を選択します。
高頻度(毎日)は1店舗に付き10個まで、中頻度(3日に1度)・低頻度(7日に1度)は1店舗に付き20個まで設定することができます。
迷われる場合は、中頻度(3日に1度)をご選択ください。
以上の設定が完了したら、内容を確認し、「保存」ボタンを押します。
【基本情報】タブに先ほど入力したキーワードが表示されます。
クローリングが始まり、5分以内に順位が反映されるようになります。
これでキーワードの登録は完了です。
2.緯度経度でエリアを指定する方法(ベータ機能)
Google Map上の任意の地点で順位計測を行う方法です。
設定は以下6ステップです。
- 【基本情報】タブをクリック
- 【キーワード追加】をクリック
- 「緯度経度で指定(ベータ機能)」をクリック
- 「Google Map」をクリック
- 順位計測を行いたい、任意の地点を右クリック→赤枠部分をクリック
- 緯度経度を貼り付け
- 「地域名」を入力
- 「検索範囲」を選択
- 「キーワード」を入力
- 「キーワード順位の取得頻度」を設定
2-1. 【基本情報】タブをクリック
2-2. 【キーワード追加】をクリック
2-3. 「緯度経度で指定(ベータ機能)」をクリック
2-4. 「Google Map」をクリック
Googleマップが開きます。
2-5. 順位計測を行いたい、任意の地点を右クリック→赤枠部分をクリック
緯度経度がコピーされます。
駅や繁華街、住宅街、学校など、設定する地点は、自社のビジネスを探すユーザーが、検索行動を起こす可能性が高いと考えられる場所を指定します。
2-6. 緯度経度を貼り付け
コピーした緯度経度を赤枠部分に貼り付けます。
2-7. 「地域名」を入力
設定した緯度経度の地域名を表すラベルを作ります。
順位取得には使用されませんので、自由に入力いただいて結構です。
2-8. 「検索範囲」を選択
指定した緯度経度を中心に5km x 5kmの範囲で計測を行います。
店舗が収まる検索範囲を設定してください。
2-9. 「キーワード」を入力
ビジネスプロフィールを検索する際に、ユーザーが実際に用いた、または用いると想定される「キーワード」を入力します。
設定したい「キーワード」が2個以上になる際には、改行して入力を行います。
2-10. 「キーワード順位の取得頻度」を設定
キーワード順位を取得する頻度を選びます。
高頻度(毎日)は1店舗に付き10個まで、中頻度(3日に1度)・低頻度(7日に1度)は1店舗に付き20個まで設定することができます。
迷われる場合は、中頻度(3日に1度)をご選択ください。
以上の設定が完了したら、内容を確認し、「保存」ボタンを押します。
【基本情報】タブに先ほど入力したキーワードが表示されます。
クローリングが始まり、5分以内に順位が反映されるようになります。
これで設定は完了です。
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